Treasure Dataに追加されたExport to Intimate mergerの機能とその使い方

はじめに

先日(2015/12/21)にTreasure DataのExport 先にインティメート・マージャーへのExportの機能が追加されました。弊社で設定をしないと利用できないのですが、設定を行った際にどのようなことが実現できるかということについてご紹介させていただこうと思います。

利用方法について

利用するまでは大きく分けると以下の3ステップで連携することになります。

  1. データ収集
  2. データ抽出条件作成
  3. 連携先設定

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1. データ収集について

データ収集の部分はTDが保有しているJavascriptやアプリのSDKを活用して収集します。その際、IMIDまたはIMIDと連携可能なID(FreakOutのIDやBrainPad RtoasterのIDなど)をTDの中に登録しておく必要があります。

ここについてはIMが提供してるタグまたはIMのIDをTDに自動で送るJSのタグ(以下、TDIMタグ)なども用意しております。

 

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2. データ抽出条件の生成

ここの部分はHiveQLやPrestoの実行文で自由にターゲットを抽出することができますが、最後に出力するデータをIMIDにする必要があります。

1と2の部分は主にTD側で作業する部分なのでトレジャーデータさんのブログを参考にしてもらえればと思います。

blog-jp.treasuredata.com

 

3. 連携先設定

ここからが新しく設定された機能にです。

以下のようにimidを取得できるクエリを用意します。ここの抽出条件をRFMの値にすることもできますし、他のデータソースからデータを引っ張ってくることでCRMのような使い方をすることもできるようになります。

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Result Exportのaddをクリックすると以下の画面が表示されます。

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その後、ポップアップしてくる画面のExport toのタブから"Intimate Merger"を選ぶことでIntimate Mergerに経由して様々なデータ連携先にデータをアップロードすることができるようになります。

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例えば、データをインティメート・マージャーのセグメントIDの71436にオーディエンス情報をアップロードする場合は以下のような設定になります。

その際、以下の情報については事前にIMから情報をもらっておく必要があります。

また、パラメータに関しては連携先によって入力する項目が異なるのでIMに問い合わせをしてください。

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上の設定を行うことでIMが連携している連携先にデータを転送する設定は完了になります。

下準備としてデータを蓄積する段階はありますが、その部分だけ解決してしまえばTDに溜めているデータをIMが連携可能な様々なツールに送ることができるようになります。

 

具体的な使い方について

実際の利用シーンを例にしてデータの活用までの流れをご紹介させていただきます。

 

CRMのデータを連携してターゲティング広告を打つパターン

CRMデータと複数の広告配信ツールの連携をしたいというケースを仮定した時にどのようなプロセスで実行するかについてご紹介させていただきます。

1. IMIDと会員ID+会員データを連携する

IMIDと会員ID+会員データを連携する際はJavascriptのタグとそのタグへ会員IDを受け渡す部分の設定およびTDのCSVアップロードの機能を使います。

例えば、Webサイト上のログイン完了ページのページ内の要素に会員IDをハッシュ化したIDを設置します。通常はこちらを弊社のタグマネージャーツールやGoogle tag manager を経由してTDIMタグに会員IDをハッシュ化した情報を渡して、TD上で会員データと紐づけることでIMIDを含んだ会員データのテーブルを作成します。

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2. 抽出条件の作成と各広告配信ツールへの連携

特定の会員データを持っているIMIDを作成したテーブルから抽出してIMIDのデータセットを作成したら基本的なデータ連携の部分は完了になります。

その後、Export toの機能の中からIntimate Mergerを選択して例えばGoogle のBidManagerとDisplay Network、FreakOutと連携をしたいという場合であればjobの中からddpset(google へのデータ転送用のジョブ)とsegment set(汎用的なデータ転送用のジョブ)を選んでもらって連携先のUserList IDまたはセグメントIDを設定してもらえればTDからデータが連携される設定になります。

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設定条件を設定してもらったのちはバッチに登録して定期実行するとか、セグメントを作成したい粒度(日単位か、時間単位か、月単位か)で条件を設定してもらえれば連携が完了になります。

 

さらに発展した使い方について

ここまでの使い方はTDxIMで最もシンプルな使い方になるのですがIMIDをTDに入れていないケースでもTD経由でのマーケティングツールへの連携をできるケースがあります。

連携可能なIDについてはIMへ問い合わせしていただきたいのですが、トレジャーデータさんが用意していただいている以下のUDFを使うと既にIMと連携しているIDをIMのIDに変換することができるようになります。

TD_GET_IM_SEGMENT_ID

これを使うことで今使っているツールで作成したターゲティングの情報をTDを経由して様々なツールに連携をすることができます。

 

最後に

今回のTDとIMの連携はデータをシームレスにマーケティングツールに連携するといった面とデータをある程度リアルタイムで連携できる手段を作ることができるという点でかなり強力な連携だと考えています。

弊社のデータ連携先も来年以降も増えていきますし、TDと連携してクライアントのWebアクセスデータ、CRMデータ、その他データソースからのデータの取り込みとそれを様々なツールへの連携のバリエーションが増えていくと思いますので、興味がある方はぜひ使ってみてください!

03-5797-7997