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Treasure Dataに追加されたExport to Intimate mergerの機能とその使い方

はじめに

先日(2015/12/21)にTreasure DataのExport 先にインティメート・マージャーへのExportの機能が追加されました。弊社で設定をしないと利用できないのですが、設定を行った際にどのようなことが実現できるかということについてご紹介させていただこうと思います。

利用方法について

利用するまでは大きく分けると以下の3ステップで連携することになります。

  1. データ収集
  2. データ抽出条件作成
  3. 連携先設定

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1. データ収集について

データ収集の部分はTDが保有しているJavascriptやアプリのSDKを活用して収集します。その際、IMIDまたはIMIDと連携可能なID(FreakOutのIDやBrainPad RtoasterのIDなど)をTDの中に登録しておく必要があります。

ここについてはIMが提供してるタグまたはIMのIDをTDに自動で送るJSのタグ(以下、TDIMタグ)なども用意しております。

 

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2. データ抽出条件の生成

ここの部分はHiveQLやPrestoの実行文で自由にターゲットを抽出することができますが、最後に出力するデータをIMIDにする必要があります。

1と2の部分は主にTD側で作業する部分なのでトレジャーデータさんのブログを参考にしてもらえればと思います。

blog-jp.treasuredata.com

 

3. 連携先設定

ここからが新しく設定された機能にです。

以下のようにimidを取得できるクエリを用意します。ここの抽出条件をRFMの値にすることもできますし、他のデータソースからデータを引っ張ってくることでCRMのような使い方をすることもできるようになります。

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Result Exportのaddをクリックすると以下の画面が表示されます。

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その後、ポップアップしてくる画面のExport toのタブから"Intimate Merger"を選ぶことでIntimate Mergerに経由して様々なデータ連携先にデータをアップロードすることができるようになります。

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例えば、データをインティメート・マージャーのセグメントIDの71436にオーディエンス情報をアップロードする場合は以下のような設定になります。

その際、以下の情報については事前にIMから情報をもらっておく必要があります。

また、パラメータに関しては連携先によって入力する項目が異なるのでIMに問い合わせをしてください。

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上の設定を行うことでIMが連携している連携先にデータを転送する設定は完了になります。

下準備としてデータを蓄積する段階はありますが、その部分だけ解決してしまえばTDに溜めているデータをIMが連携可能な様々なツールに送ることができるようになります。

 

具体的な使い方について

実際の利用シーンを例にしてデータの活用までの流れをご紹介させていただきます。

 

CRMのデータを連携してターゲティング広告を打つパターン

CRMデータと複数の広告配信ツールの連携をしたいというケースを仮定した時にどのようなプロセスで実行するかについてご紹介させていただきます。

1. IMIDと会員ID+会員データを連携する

IMIDと会員ID+会員データを連携する際はJavascriptのタグとそのタグへ会員IDを受け渡す部分の設定およびTDのCSVアップロードの機能を使います。

例えば、Webサイト上のログイン完了ページのページ内の要素に会員IDをハッシュ化したIDを設置します。通常はこちらを弊社のタグマネージャーツールやGoogle tag manager を経由してTDIMタグに会員IDをハッシュ化した情報を渡して、TD上で会員データと紐づけることでIMIDを含んだ会員データのテーブルを作成します。

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2. 抽出条件の作成と各広告配信ツールへの連携

特定の会員データを持っているIMIDを作成したテーブルから抽出してIMIDのデータセットを作成したら基本的なデータ連携の部分は完了になります。

その後、Export toの機能の中からIntimate Mergerを選択して例えばGoogle のBidManagerとDisplay Network、FreakOutと連携をしたいという場合であればjobの中からddpset(google へのデータ転送用のジョブ)とsegment set(汎用的なデータ転送用のジョブ)を選んでもらって連携先のUserList IDまたはセグメントIDを設定してもらえればTDからデータが連携される設定になります。

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設定条件を設定してもらったのちはバッチに登録して定期実行するとか、セグメントを作成したい粒度(日単位か、時間単位か、月単位か)で条件を設定してもらえれば連携が完了になります。

 

さらに発展した使い方について

ここまでの使い方はTDxIMで最もシンプルな使い方になるのですがIMIDをTDに入れていないケースでもTD経由でのマーケティングツールへの連携をできるケースがあります。

連携可能なIDについてはIMへ問い合わせしていただきたいのですが、トレジャーデータさんが用意していただいている以下のUDFを使うと既にIMと連携しているIDをIMのIDに変換することができるようになります。

TD_GET_IM_SEGMENT_ID

これを使うことで今使っているツールで作成したターゲティングの情報をTDを経由して様々なツールに連携をすることができます。

 

最後に

今回のTDとIMの連携はデータをシームレスにマーケティングツールに連携するといった面とデータをある程度リアルタイムで連携できる手段を作ることができるという点でかなり強力な連携だと考えています。

弊社のデータ連携先も来年以降も増えていきますし、TDと連携してクライアントのWebアクセスデータ、CRMデータ、その他データソースからのデータの取り込みとそれを様々なツールへの連携のバリエーションが増えていくと思いますので、興味がある方はぜひ使ってみてください!

03-5797-7997

販促会議に寄稿している内容4月号&5月号について

他メディア掲載

はじめに

4月から販促会議で「明日から使えるデータ活用入門」というタイトルで連載をさせていただいております。ブログや会社のホームページでPDFを見せてもいいという話をされたのでブログでもちょっと紹介させていただきます。

 

連載をさせていただいた背景

DMPの話でよく出てくる「データをためる」「データを分析する」「データを活用する」の3段階のうち実はデータを活用するという部分が実は一番うまくいっていないケースが多いというのを実感として感じています。その活用の部分についてこの連載では触れさせていただいております。かなり簡単なところから話をさせていただいておりますが、以下の内容を今後ご紹介させていただきたいと思っています。

どちらかというと前職のグリーで培った知識をふんだんに出している感じです。

・どういうデータを使えばいいのか

・データをどの活用先に使えばいいのか

・データを活用するための組織作りについて

・データx活用先を数パターン紹介

・データ活用のプロセスを実際の事例も含めて紹介

という感じです。

 

4月分・5月分の連載について

以下のURLにアップロードさせていただいています。6月以降はちょっとずつ実践的になっていくので初心者向けを販促会議で中級者以上向けをこちらのブログで書いていきたいと思っています。

販促会議4月号

販促会議5月号

補足

巻末に広告を出してもらっていてこんな感じのイラストを載せています。面白い感じのイラストを毎回あげられればと思っているのでこちらも見てみてください!

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DMPを最大限生かすための5つの活用先について

コラム

はじめに

DMPという言葉を聞くと多くの人がDSPを最適化するためのデータソースという機能をイメージするかもしれないですが、最近ではDSP以外の活用先への利用が増え続けているように思います。

そもそもどういう風にデータを使うんだということは現在販促会議で書かせていただいているコラムなどを見ていただくとして、このブログではより具体的にデータを活用するための手段についてご紹介させていただこうと思います。

活用先について

DMPの活用先としてよく使われている5つのパターンとして以下の活用先があります。

  1. DSPなどの集客ツール
  2. アクセス解析などの分析ツール
  3. ネットリサーチ会社と連携したリサーチ
  4. DLPOやOptimizelyなどのLPOツール
  5. CRMツール全般

ただ、同一のツールの中でも得意不得意があるツールもあるのでそれは個別のツールとの連携の記事で公開させていただこうと思っています。

DSPなどの集客ツールとDMP

弊社でも最近はDSPとしてDoubleClick BidmanagerやTurnなどのDSPと連携したりしていますが、最近ではアドネットワークやメールマガジンとの連携を行うことで集客を増やしている会社も増えてきているイメージがあります。それぞれの特徴としては。

DSP

配信ボリュームが稼ぎやすいです。DMPと連携する際は比較的小さく切ったセグメントでも配信が出るし、CPMさえ気にしなければ狙いたいターゲットに対してリーチすることができます。

アドネットワーク

DSPと比較して配信原価を抑えることができるが配信できる面が少なくなることが多い。こちらもDMPと連携する際はCPMを気にしなければ、狙いたいターゲットにリーチすることができ、そこそこのボリュームを確保することができます。

メールマガジン

DMPと連携することで優良な顧客に対してリッチな情報(文字による詳細情報やHTMLメールなど)を伝えることができます。ただし、メールマガジンを配信できるオーディエンスの数が少ない(弊社で保有しているID数で150万程度)ため、狙いたいターゲットの中からリーチできるオーディエンスの数が少ないです。

アクセス解析ツールなどの分析ツールとDMP

アクセス解析とDMPという話になるとGoogle AnalyticsAdobe Analyticsなどのツールとの連携が多いのですが、それ以外にもClicktaleなどのヒートマップツールと結びつけることで自社の優良顧客がどこで何を見ていたかという情報がわかったりします。それぞれの連携方法の特徴は・・・

アクセス解析ツール

DMPで作成した情報やオーディエンス情報をGoogle AnalyticsAdobe Analyticsなどと連携することでそれぞれのツールでは保有していないような属性の時系列での変化を見ることができたり、アクセス解析ツール側で作成したセグメント情報を様々な活用先に連携を行うことができるといったメリットがあります。

gyazo.com

※DMPで作成した見込み顧客のサイト継続率を分析することもできます。

ヒードマップツール

アクセス解析ツールでは時系列の特徴を見ることができますが、ヒートマップツールではサイト内での行動の特徴を見ることができます。DMPと連携することで特定のユーザーのサイト内での行動を可視化することができるのでLPOツールなどで改善すべき具体的な場所を見つけることができます。

gyazo.com

※コーポレートサイトに来た男性の動き

ネットリサーチ会社と連携したリサーチとDMP

リサーチとDMPを連携する話は最近注目されることが多いです。その多くはいわゆるネットリサーチの会社のモニターに対してアンケートをとることが多いのですが、それ以外にもカンターが持っているAdIndexの用なバナーでアンケートをとるタイプやモニターを持たず自社サイトでアンケートやSNSを使ってアンケートをとるツールなど実は様々なタイプが存在しています。それぞれの使い分けの方法は・・・

ネットリサーチのモニターに対するリサーチ

ネットリサーチのモニターとDMPを掛け合わせるリサーチの特徴はネットリサーチの会社が保有している属性とDMPが保有しているWeb上での行動データを元にアンケート対象者を抽出できるとことにあります。例えば、特定のサイトで離脱した人に対してアンケートを実施するといったものはこの連携によって実施することができます。

広告配信を活用したリサーチ

カンターやTubemogulが実施してるこのタイプのリサーチとDMPを掛け合わせたリサーチの特徴は広告配信の効果の定量化がある程度安価で実施することができるという点です。それぞれのリサーチ単体ではリサートの対象を絞ることができないためDMPを活用して対象を絞るというのが一般的な使い方になっています。

モニターを持っていないリサーチツール

こちらはサーベイモンキーやCreativeSurveyといったセルフサービス型のアンケートを活用したものになります。この手のツールとDMPを連携する場合はなんらかのアンケート配信ツールと連携を行う必要があります。サイト内のポップアップで特定の人にだけ、DMPを活用して提示することができるようになります。

gyazo.com

DLPOやOptimizelyなどのLPOツール

LPOは従来でもIPアドレスリファラなどの属性をベースに出し訳を行なうことができましたがDMPと掛け合わせることで男性や女性、それ以外にもWeb上の行動履歴によってLPをだし分けることができるようになります。LPOツールとの連携はそこそこDMPとの掛け合わせの依頼が多いツールですが、すごくよい結果が出たという話はまだまだ少ない印象があります。その最も大きな理由はターゲットセグメントの細かさとLPOの対象の選定の仕方にあると考えています。LPOツールもDMPと掛け合わせることを考えると2タイプのLPOツールがあります。それぞれが・・・

ユーザー出し分け型のLPOツール

DLPOやOptimizelyなどのユーザー属性別に継続してLPを出し分けられるツールになります。これらのツールでは概念的にはあらかじめ複数個のLPを用意してセグメント別にCVRが高いLPにセグメントごとに割り振っていくことで全体のCVRを最大化していくタイプになります。

gyazo.com

※実はこのサイトでもテストがセグメントごとに行われています。

CVR最大化型のLPOツール

KAIZEN Platformなどは対象に対して最もよいLPを見つけるのに適していると思います。この手のLPOツールとDMPを掛け合わせる際ははセグメントを設定してそれに対する最もCVRの高いセグメントを見つけ出すというプロセスで活用するのが良いと思っています。

gyazo.com

※IMで作成したセグメントで最もCVRが高いページがでてきます。

CRMツール全般

CRMツール全般はとても広いのですがよくDMPとレコメンデーションエンジンやチャットツール・ポップアップ系のツールあたりはよく使われるイメージがあります。ただ、プライベートDMPと併用する場合、既存CRMと機能が被ってしまうことが多いのでパブリックDMPとの利用が多くなってしまうのですが、それぞれどのような場面で使われるかというと・・・

レコメンデーションエンジン

DMPと連携することで初回来訪者に対してもある程度のレコメンドをすることができるようになります。例えば、サイトに初めて来訪した瞬間でも男性であることがわかれば男性向けの商品をおすすめしたほうがコンバージョンしやすくなります。

チャットツール・ポップアップ系のツール

こちらはまだ利用されているケースは少ないですが、DMPと連携することで特定の属性を持っている人にだけクーポンを出すことができたり、そもそもロイヤリティが高くなる可能性が高い人にだけメッセージやコンテンツを届けることができるようになります。

gyazo.com

※サイトに降ってくるアンケート実施中のバナーはポップアップ系のツールで特定の人にだけ配信をしています。

最後に

DMPで色々できます!を提案するとプロジェクト自体が進まなくなっちゃうことはわかっていますが、データを使った改善はやれることがたくさんあるし、データを使うとこんなにいろんなことができて今までよりも顧客に対してより良い価値が提供できるというのを伝えていきたいです。

ブログを新しくしました。

コラム

ブログ新しくしました。

前まではてなブログでブログを書いていましたが、こちらに移行させました。

最近、ブログが書けていなかったのでまたネタを見つけて書いていきたいと考えています。

最近書きたいと思っているネタ(2015/4/24更新)

いろんなツールと連携をさせていただいているのですが、あまりDMPらしい使い方というのが事例として出てきていないのでDMPらしいデータの使い方をご紹介し期待と思っています。

例えば・・・

  • DMPとアクセス解析ツールのうまい掛け合わせ方。
  • DMPでLPOを行うならどういう風に行うか?
  • DMPでネットリサーチを行うならどういう風に行うか?

みたいなことを紹介してきたいと考えています。

チャットツールとDMPをくっつけてみると。

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概要

前々から実は連携をしていたflipdeskさんと外部データを使ってちょっと遊んでみました。チャットツール自体は国内ではまだ使っている会社が少ないですが、海外だとZopimやZendeskといったツールが結構使われており、LPOとメールの間の子のような使われ方をしているそうです。例えば、サイトによくきてくれるロイヤリティの高いユーザーがサイトに訪れたときにチャットで話しかけたり、チャットを通じてクーポンを提供したりといったことがメインの使い方となっているそうです。

ただ、弊社としては使い道があまり思いつかなかったので今までデモができていなかったのですが、弊社にとっても価値のありそうな使い方が見つかったのでそちらをベースにご紹介をさせていただければと思っております。

Socket「flipdesk」、Intimate Merger社が提供するDMPと連携し、オーディエンスに最適化した販促活動を可能にするサービスをリリース - 株式会社Socket [Socket Inc.]

今回行ったこと

特定の属性を持っている人にだけ、flipdeskを表示するというのをやってみました。で、特定の属性というのが以下の3個のいずれかの属性を持っている人にだけ表示するようにしています。

  1. リブセンスの転職会議の閲覧履歴を持っている人(岩崎さん、ありがたく使わせていただきました)
  2. 弊社コーポレートサイトの求人ページをみたことがある人
  3. インティメート・マージャーの見込み顧客(拡張ユーザー)

これらの属性を持っている人にだけ、flipdeskが開くようになっています。

(3rd partyクッキーを使っているのでスマホとくにsafariやアプリにはうまく対応できていないです)

目標としては「弊社の採用コストを下げること」で転職意向が強かったり、求人ページをみてくれた方とコミュニケーションをとり、転職エージェントへの支払いが少しでも下げられたらうれしいなと思っています。多分、BtoBのサイトでチャットツールを使おうと思うとこれが一番効率がいい気がする。それに、ある程度対象ユーザー数が少ないからもしも自分が対応することになっても工数を圧迫されることもなさそう。

どんな感じかというと

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こんな感じで対象者には「インティメート・マージャーで一緒に働きませんか?」というチャットが表示されるようになっています。こちらをクリックすると以下のような形でチャット窓が開き、僕らと連絡をとることができるようになります。

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結構、使い道がありそうだし、弊社に興味を持ってくれた人に対して直接アクションがとれるというのも魅力的だと思います。

転職意向が高い人しか、こちらのツールがみれないというのも何なのでこちらのURLを踏んだあとに問い合わせの窓に「何となく触ってみたかった」も選べるようにしているのでそちらを使ってみてください。

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これで一人でも採用できたら採用コストがかなり下げられるのでうまくいきそうだったらがしがし使って行きたい。

2015年のDMP業界全体について

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概要

あけましておめでとうございます。インティメート・マージャーで代表をしている簗島です。本日から弊社も営業が再開され、メンバーもさらに2名本日から増えました。2014年は人もビジネスも大きくのびた1年になりましたが、世の中で注目されているよりはDMPの業界自体あまり拡大されなかったなという印象を受けます。むしろ、代理店さんとかと話をしていると、DMPを売るのをやめたとか、売るのが大変なので売らないようにしたとかそういう話をよく聞くようになった1年かなと思っています。(実際、ちらほら撤退とかの話を聞くようになったり、リプレイスの案件がすごく多かったりと、いろいろ大変そうな会社も聞きます。)

そういった側面から今年は僕らのビジネスというよりもDMPのビジネスとして正念場かなと思っています。なので、DMP自体の使い方やこの業界自体がのびるために必要な情報を出していければと思っています。今回のエントリーは特に以下の3点にしぼって2015年のDMP業界全体についてお話をしていきたいと思っています。

  • 各社のビジネスモデルについて
  • DMP業界に足りていないもの
  • 2015年の動きについて

各社のビジネスモデルについて

様々なサイトでそれぞれのDMPのプレイヤーの比較が出されていますが、特徴を各社がいっている内容で比較してしまうと各社だいたい同じことをいっているので比較が難しいと思います。各社のマネタイズポイントと扱っているデータを中心に分類すると各社の特徴が見えるかなと思います。

マネタイズポイント

マネタイズのポイントがチャネルに依存しているか、依存していないかというのが大きなポイントかなと思っています。例えば、DSPと一体型のDMPだと広告配信を行うとDMP自体の費用はかからないとか、DMPを包含している特定のツールを効率よく利用してもらうためのツールとして使われます。逆にチャネルへの依存度が低いツールはデータの利用料やデータ連携先との連携費用でオプション課金を行っているケースが多いです。

扱っているデータ

こちらは去年からよくいわれている1st partyデータと3rd partyデータとなります。自社のデータを中心としたCRM風の使い方をされるDMPと様々なデータソースのデータを活用する見込み顧客獲得用のDMPとが大きく分けられると思います。

現在のDMPのプレイヤーのマッピング

ちょっとプレイヤーが増えてきたのでそれぞれサービス名または会社名で記載をしています。

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このようにビジネスモデルでみてみると右下にプレイヤーが固まっているイメージがあります。ここには元々CRMツールをやっていたプレイヤーやデータストレージを取り扱っていたプレイヤーが多い場所だったりします。また、左下も元々DSPの会社がDSPの機能をリッチ化するためにDMPを開発していたりするため、プレイヤー自体がかなり多かったり、既存のプレイヤーを買収してここにいるプレイヤーがいます。

DMP業界に足りていないもの

こちらも大きく分けて2点DMPの業界に足りなかったものがあるかなと思っています。

一個目は「システムの手堅さ」の評価です。プライベートDMPといわれるクライアントデータを扱う業態を行っている会社全体にいえるのですが、初期導入費用が数十万円だけのプライベートDMPから構築するのに数億円かかるプライベートDMPまであります。多くの場合は機能を評価するための一覧を見せられそれに対するまるばつ表を元に評価をされるのですが、機能表レベルでは10万円台のプライベートDMPでも数億円規模のプライベートDMPでもだいたいできることは同じです。では、どこで一番差が出てくるかというところが「システムの手堅さ」かなと思っています。SIerが作る何百枚もの要件定義書があるシステムとjavascriptのタグを置くだけのシステムは機能面にはでないシステムとしての手堅さがでます。今後はシステムとしての手堅さもプライベートDMPの導入時には評価が必要かなと思っています。

二個目は「データを活用するプレイヤー」の評価です。データを活用するという部分について想像がうまくできているプレイヤーというのは想像をよりも少ないと思います。どのデータをどのチャネルで使うべきか、データを使うというのはどういうことかということについてさらに考えていかなくてはいけないと思います。例えば、KPIをみながらターゲットのユーザーへのリーチが減ったら、広告配信ツールを改善すべきだとか、サイトへの誘導効率をあげるには?CV単価をあげるためには?といった一般的な課題に対してすぐにデータとツールの組み合わせができるようなプレイヤーがこれから増えていく必要性を感じます。

2015年の動きについて

2015年は以下のような取り組みが進んでいくかなと思っています。

  1. プライベートDMPの費用の二極化
  2. 海外プレイヤーの躍進
  3. DMP活用事例の共有化

プライベートDMPの費用の二極化

これは既に始まっている気もしますが、SIerがプライベートDMPの構築をしているというケースは増えてきています。一方、社内にデータ活用のノウハウがあまりない会社は初期に数億円規模の投資をすることが難しいため、廉価版のDMPを導入して費用対効果や利用用途に合わせて機能を拡充していくという流れが進んでいくと思います。

海外プレイヤーの躍進

単に海外プレイヤーの躍進が行われるというよりも国内プレイヤーとの連携を行い、それによって海外プレイヤーが躍進するというのがあり得るかなと思っております。データの活用自体は国内よりも海外の方が進んでいる企業が多く、ベストプラクティスを持っている海外プレイヤーが国内プレイヤー(主にデータ部分)と組んでベストプラクティスを再現するという流れが進んでくるのではないかと思っています。

DMP活用事例の共有化

これは海外プレイヤーの躍進に近いですが、データを活用できる会社の分母が増えない分にはDMPの業界があまり成長しないという問題があります。今まであまりDMPの活用事例が紹介されることはなかったですが、今年は積極的に共有していきたいと思っています。ここの部分に関しては弊社も力を入れていきたいと考えていますのでブログやその他記事での事例紹介をお待ちください。

最後に

年始の挨拶として固いものにはなりましたが、今年は我々の会社にとってもDMP業界・データ関連ビジネスを行う会社にとっても重要な年だと思っております。今までおつきあいのあったクライアントにはさらに大きな価値を提供し、これからお付き合いがある会社には新しい価値を社員一同提供できればと思っておりますので、今年もよろしくお願いします。

 

Audience Searchの機能アップデート(2014年11月アップデート)

未分類

概要

最近、忙しくてブログを更新出来ていなかったのですが、久しぶりにサービスの大型アップデートがあったのでそちらで追加された機能や使い方をご紹介させていただきたいと思っております。

 

目に見える機能追加

目に見える部分で言うと以下の3点が新たな機能として追加されております。

  1. ターゲット抽出機能の改善
  2. ターゲット抽出結果画面の改善
  3. 対象キーワードの一括見積もり機能の追加

 

ターゲット抽出機能の改善

以前から皆様に使って頂いている「ターゲットを探す」の部分のアップデートになります。ターゲット抽出部分では大きく分けて2点の改善が行われております。

抽出条件ごとのUU数をリアルタイムで表示する機能

今までは抽出条件を掛けあわせたり試行錯誤する際に一つ一つのキーワードのボリュームがわからなかったのですが、新機能ではリアルタイムにボリュームを見ることができ、キーワードのボリュームに応じて試行錯誤が可能になります。

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実際の操作イメージ

抽出条件のワードの引き算が可能に

今までは例えば選挙と検索を行った際に「衆議院選挙」と「AKB総選挙」が検索結果にかかってしまっていたのですが、アップデートでキーワードの引き算が可能になりました。例えば、選挙と検索した結果から「AKB」というワードが含まれているワードを除外する場合は除外したいワードを「-(半角のハイフン)」で記載することで除外が可能になります。

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 実際の作業プロセス

検索結果画面の改善

検索結果画面にも一部改善が行われております。今まではオーディエンスに付与しているフリーワードのキーワードのみから特徴の抽出を行っておりましたが特徴的な3rd partyの属性情報を表示する機能を追加しました。以下に提示している例は「ハワイ 旅行」と検索した結果で、ハワイ旅行と検索している人は検索ワードだけではわからないのですが、「旅行業」の人たちが特徴的な属性に含まれており、「単に旅行に興味がありそうな人」と「ハワイ旅行の調査」をしている人がいるのではないかというのがわかったりします。

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検索ワードのボリュームの一括見積もり機能

こちらは機能というよりは新しい使い方という形になるのですが、対象となる検索ワードを一括でアップロードしてリアルタイムでボリュームを見積もる事ができるようになりました。これによってgoogle のキーワードプランナーから出してきたデータを一括でaudience searchに突っ込んでそれぞれがパブリックDMP内にどれくらい存在しているかを確認する事ができるようになりました。

作業的にはセグメント管理のタブからセグメントの一括編集をして保存するだけでボリュームを確認することができるようになりました。

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ボリュームを確認するためには事前にボリューム確認用(デモの場合は93328というID)のセグメントとキーワードをまとめたexcelなどを作成しておく必要があります。今回のデモの場合は以下のデータを使っています。検索対象という部分にキーワードプランナーなどで取得したデータを記載してください。また、状態は停止中にしておかないと課金対象になってしまうので停止中で見積もりを行い、問題がなければ有効にするというプロセスを踏んでください。

検索名 DMP セグメントID 検索対象 1stセグメント 3rd セグメント KPI 状態 UU
ボリューム見積もり パブリック 93228 DMP     imp 停止中 1
ボリューム見積もり パブリック 93228 データドリブンマーケティング     imp 停止中 1
ボリューム見積もり パブリック 93228 データマネジメントプラットフォーム     imp 停止中 1
ボリューム見積もり パブリック 93228 アドテク     imp 停止中 1
ボリューム見積もり パブリック 93228 データ     imp 停止中 1

ちょっと作業が複雑な作業のため、具体的な作業は動画を参照にしてください。

目に見えない部分の機能追加

目に見える部分の改善は裏で動いている検索エンジンの改良によるものが大きく、実際ページが表示されるまでの時間や検索の柔軟性の改善がかなりされております。

(実はコストもかなり削減されました)

技術的にも面白い取り組みが増えてきたので、裏を一緒に作りたい人も熱烈募集中です!